会頭挨拶

変化でまちを元気に「地方創生元年“稼ぐ力を見出だそう”」

熊谷商工会議所 会頭 藤間 憲一

藤間会頭写真(カラー)32

大勢の人達が熊谷の「ポテンシャル」を高め心が一つになるよう、スローガンは、「変化でまちを元気に」サブスローガンとして“地方創生元年 稼ぐ力を見出だそう”としました。地域の“つながり”を強化し、街に来る人への“おもてなし”と、地域人口・来街者人口の増加を図り、ラグビーワールドカップ等を起爆剤として、まちの賑わいに繋がる活動を推進していきたいと考えています。
熊谷商工会議所は、総力を結集し地元中小企業、会員事業所にとって役立つ事業活動を実施してまいります。

 

1.人口減少のオーナス化の重みを直視する

 本気で考える「人口減少」社会、人口減少が及ぼす社会構造の変化と対応、将来に向かって抱える“日本の問題”は、少子化そして人口減少です。無策でこのまま進めば50年後には人口8千万人になり、国内市場は縮小の一途です。
TPPによる一部拡大はあっても国内投資する人は減ってしまい、イノベーションは起きません。安倍内閣では、一億総活躍国民会議が希望出生率1.8、介護離職ゼロと言う具体的国家目標を示し、実現へ向けあらゆる資源を投入する決定を致しました。
 熊谷も何らかの策を講じなければ、2060年には人口が約10万5千人になるという推計が出ています。これにより消費減退が進み、すべてにおいて製造品出荷量が減っていきます。同時に人手不足に拍車がかかり、その対応は急務であり労働生産性の向上に取り組んでいかなければなりません。

 

2.地方創生への取り組み

 熊谷市では「人口ビジョン」を策定し具体化するための「総合戦略」を地域経済団体、地域金融機関、または学識経験者等と共に策定してきました。まさにこの地方創生は商工会議所本来の重点活動対象であり、観光産業、農商工連携など積極的に取り組み、地方としての産業の構造を見直し、危機感を以て取り組まなければなりません。地方創生を具体化していくためには、従来にはない民間主導の具体策が必要です。各企業の戦略を捉え、そこから地域全体の「稼ぐ力」を議論し、質の高い課題解決をすることが目標達成の糸口となります。

 

3.「稼ぐ力」の再構築と勝てる戦術づくり

 新たな時代への生産性改革が必要とされており、高付加価値モデルの創出が急務となっております。製造業の高付加価値を求めた事業を行う基盤として、昨年度から取り組んできた工業団体の集約と、高度化の集大成である「ものつくり熊谷」を設立致します。高収益をもたらす新たな需要をつくることが安定した雇用や若い世代の地域定住を可能にし、結果的に人口減少に歯止めをかけることができるのです。今まで生産性の議論の少ない行政が民間と一体となり山積する中小企業の問題解決と新たなビジネスモデル造りに全力を注ぎ、勝てる戦術にしていくことが重要です。

 

4.熊谷が持つ優位性のブラッシュアップ

 熊谷の優位性の例をあげれば①圏央道周辺の物流補完エリア②新幹線の再活用③スポーツ交流観光④6次化を含めた農業集散地⑤まつりのまち等々、日頃気付かないようなものでも優位性である物が沢山あります。また、ひと手間加えたり、見方を変えるだけで優位性に化ける物もまだまだ埋もれていることと思います。会員一致団結し、熊谷の宝物を探しだし、磨き込んでいきたいと思います。