会頭挨拶

地域によりそい 会員とともに“まち”の未来を創る

熊谷商工会議所 会頭 大久保 和政 

 近年にこれだけ出口の見えない逆境があったでしょうか。今回の新型コロナウイルスによる危機的状況は、過去100年の歴史の中でかつて無いインパクトある出来事だと思います。オイルショックやバブル崩壊、リーマン・ショックでさえ、今の経済状況と対比すると小さなつまずきにすぎなかったようにも思えてなりません。第2次世界大戦によって日本のGDPは4割減り、鉱工業生産高は5分の1に落ち込みました。そんな戦後の危機でさえ、国連や主要国首脳会議など世界が協力して混乱を抑える仕組みが機能し復興は迅速でその影響は可能な限り抑え込むことができたと思われます。今回の新型コロナウイルスとの戦いは、これまでの戦後の経済危機とは異質です。敵が見えず恐怖がある、世界が同時にそして一気にダメージを受けている、また、治療薬ができておらず先行きが不透明で世界に与える影響が予測できない、これらが今日、第2次世界大戦以来の最大の危機だと言われる所以だと思います。
 

 足もとの地域の経済活動は、国内の感染防止に向けた政府の自粛要請を機に一段と制約され、中小・小規模事業者の経営は危機的状況に陥っています。特に、新型コロナウイルス感染症の影響によるインバウンドを含む観光事業の減少、外出自粛や消費マインドの低下、イベント中止による客足の激減等により宿泊業、飲食業、観光関連事業者を中心とするサービス業が大幅に悪化しています。また、サプライチェーンの混乱や部品資材の調達難による生産活動への影響も続いており、地域経済は大変厳しさを増しています。

 

 こうした危機的状況にいち早く対応すべく、商工会議所は、3月に県下16商工会議所合同で埼玉県商工会議所連合会を通じて埼玉県に対し、中小企業や小規模事業者の倒産や廃業の防止策としての支援強化等の要望書を取りまとめ提出し、また4月には熊谷市に対し店舗継続に必要な支援金支給などの要望書を取りまとめ、提出したところであります。また、テイクアウトやデリバリーで頑張っている飲食店を応援するためのWebアプリ「テイクマ」を立上げ飲食業を支援しています。これからも官民一体となりあらゆる施策を展開し、熊谷の商工業者を支えて続けていきたいと考えています。


 ところで、本年は熊谷商工会議所にとって80周年という節目の年であり、県内でも長い歴史と伝統を持つ会議所としてそれにふさわしい事業展開を考えておりましたが、もう一度考えを新たにし、次なる10年に向けた展望を考える1年にしたいと思います。くしくも本年度は、事業の基本方針として、「さまざまな今日的課題に迅速に対応していくとともに、持続的で活力あるまち熊谷の将来像(ビジョン)を描く」を事業計画の柱としておりました。このような新型コロナウイルス感染拡大の状況下の中では、多くのメンバーの方々にご参加いただく従来型の部会、委員会活動を実施することが困難であることから、先ずは正副会頭、各部会長、委員長を中心に会員の皆様の将来的支援を考えていきたいと思います。また、この状況を逆手に取り、小売業のWi-Fi環境整備、キャッシュレス化の進め方、働き方改革によるテレワークの活用、IOTによる事業の転換などに必要な会議所としてのプラットフォームづくりを推進していきたいと考えております。

 

 今は、まちの未来を展望し、結束するときです。会員一丸となりこの難局を乗り越え未来を見据えた戦略とその実現のための準備をしようではありませんか。皆様のご協力をお願い致します。

 

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